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特別支援教育

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「特別支援教育」理念と思想からの欠落を問う

底流と現代的課題

清水貞夫/著

「特別支援教育」理念と思想からの欠落を問う
  • ジャンル 特別支援教育

    判型 A5判・224ページ

    発行 2026年3月

    定価 2,860円(税込)

    ISBN978-4-86342-404-3 C0037

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●書店発売は3月です。

特別支援教育の理念・思想や構造に流れる底流を探り
現実化する不完全さを指摘し今後に期待する

教育用語/概念としての学習障害の考察から特別支援教育を問う!
特別支援教育はいまだ形成途上の教育制度、その課題を明らかにする。

CONTENTS

第1章 「通級による指導」の制度化にいたる動向と議論
──特別支援教育の底流としての「通級による指導」
 1 特殊教育の分離的性格への反省としての「通級指導」
 2 臨教審答申から「通級指導協力者会議」設置へ
 3「通級指導協力者会議」による「中間まとめ」の内容
 4「通級指導協力者会議」の「審議のまとめ」以後

第2章 「通級指導協力者会議」での傘概念としての「学習障害」
 1「通級指導協力者会議」における「学習障害」
 2「学習障害等」の試行研究
 3「審議のまとめ」後の山口薫および上野一彦の発言

第3章 日本における「学習障害(LD)」の障害カテゴリー化
──山口薫と上野一彦の議論に焦点をあてて
 1「学習障害協力者会議」の「中間報告」における「学習障害等」
 2「学習障害協力者会議」の「中断」
 3「学習障害協力者会議」の「最終報告」と「中間報告」
 4「中間報告/最終報告」をとりまく時代精神および背景 

第4章 教育用語/概念「学習障害」の変化と変貌
── 「学習障害、ADHD、高機能自閉症(等)」から「LD、ADHD、高機能自閉症」へ
 1 ADHDや高機能自閉症をめぐる背景
 2『全国実態調査』の実施とその調査結果
 3「発達障害バブル/ブーム」から「軽度発達障害」へ

第5章 特殊教育から特別支援教育への変換
──協力者会議の二つの「報告」に焦点を当てて
 1 特殊教育から特別支援教育へ
 2「21世紀の特殊教育の在り方について」─「学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害、自閉症等」の登場
 3「今後の特別支援教育の在り方について」と特別支援教育の骨格─基本的枠組と「LD、ADHD、高機能自閉症」への対応

第6章 特別支援教育の忘れ物
──インクルーシブ教育・特別支援教室問題・校内委員会を中心にして
 1 特別支援教育が忘れたインクルージョン/インクルーシブ教育
 2 特別支援教育における特別支援教室構想─インクルーシブ教育の観点からの検討
 3 特別支援教育における通常学校の体制─校内委員会やオープン教室の設置等

第7章 特別支援教育の「これから」
──特別なニーズ教育とインクルージョン/インクルーシブ教育
 1 特別なニーズ教育の実現を期して─診断カテゴリーの除去
 2 特別支援教育を特別なニーズ教育に変換する
 3 インクルージョン/インクルーシブ教育の実現
 4 上野一彦による障害カテゴリーなしの特別支援教育

PROFILE

清水貞夫(しみずさだお)
1962年東京大学卒業、学校法人和光学園小・中学校教諭、1971年宮城教育大学に赴任、2004年宮城教育大学名誉教授、2007年民主教育をすすめる会宮城の会など歴任。
編著書に『障害児のための授業づくり』(全障研出版部・2000年)、『インクルーシブな社会をめざして』(クリエイツかもがわ・2010年)、『キーワードブック特別支援教育の授業づくり』(同・2012年)、『インクルーシブ教育への提言』(同)、『「合理的配慮」とは何か』(同・2016年)、『強制断種・不妊、障害者「安楽死」と優生思想』(同・2018年)、『キーワードブック特別支援教育ハイブリッド』(同・2025年)ほか多数