クリエイツかもがわ│京都で感覚統合・発達障害、認知症介護や医療的ケアなど福祉分野の出版。グラフィックデザイン・イベント運営をしている出版社です。

青年・成人期の障害

何度でもやりなおせる

ひきこもり支援の実践と研究の今

漆葉成彦・青木道忠・藤本文朗/編著

何度でもやりなおせる
  • ジャンル 青年・成人期の障害

    判型 A5判・216ページ

    発行 2017年5月

    定価 2,200円(税込)

    ISBN978-4-86342-208-7 C0036

いちばん悩んでいる当事者・家族・関係者を励ます本

ひきこもりの人の数は100〜300万人と言われ、まさに日本の社会問題。
ひきこもり経験のある青年、家族、そして「ともに歩む」気持ちで精神科医療、教育、福祉等の視点から支援施策と問題点、改善と充実をめざす課題を提起。

CONTENTS

第1部 ひきこもり当事者・家族・支援実践のいま
第1章〈当事者から〉何度でもやり直せる─自分に合った道を探して
①何度でもやり直す
②「私」として生きていくこと
③「ひきこもり・若者支援機関マップ」をつくろう(近畿交流会)

第2章〈家族から〉信じて任せて待つ─決して孤立しないこと
①平常心で任せて待つ
②伝えければ伝わらない
③家族関係のつくり直し

第3章 医療・教育・福祉の視点からの支援
①ひきこもりと精神科医療
②独り立ちの力─教育現場での支援の可能性
③遠ざかる生活保護とその影響

第4章〈雇用・就労/創造活動〉雇用した経験、人形劇で社会へのきっかけをつかむ
①人形劇を通して社会へのきっかけをつかんだ修二くん
②知らずに雇用した経験から

第5章 当事者・家族に寄り添う支援をめざして─ひきこもり支援実践論

第2部 ひきこもり問題研究と支援の課題
第1章〈総論〉「ひきこもり」は日本特有の現象か
第2章〈支援の課題提起〉ひきこもり問題の理解と支援
第3章〈支援の課題提起〉ひきこもり支援・施策の到達点と問題点、
その改善・充実をめざして
第4章 利用できる制度や施策・支援機関や支援団体の紹介

参考資料
①「ひきこもり地域支援センター」の設置状況リスト
②ひきこもり・若者支援機関マップ近畿地区調査団体リスト

PROFILE

漆葉成彦

1958年京都府生まれ。精神科医師。佛教大学保健医療技術学部教授。

青木道忠

大阪発達支援センター所長

藤本文朗

滋賀大学名誉教授。博士(教育学)。全国障害者問題研究会顧問。日本特殊教育学会名誉会員。