認知症が拓くコミュニティ
当事者運動と住民活動の視点から
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ジャンル 認知症・高齢者
判型 A5判・240ページ
発行 2022年10月
定価 2,640円(税込)
ISBN978-4-86342-337-4 C0036
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認知症とともに生きるまちとは、 どのような構成要素が備わり、 その力がどのように発揮される まちなのだろうか。
認知症の人と家族による当事者運動の実践が果たす役割、認知症の人や家族と協働することで組織化されてきた住民活動の実践が果たす役割の2つの視点から検討する。
CONTENTS
序 章 本書の目的と構成
第1章 認知症の当事者運動とまちづくりの研究動向
第2章 日本の認知症施策と当事者運動の経緯
第3章 先駆的な地域のまちづくりの実践
第4章 全国で展開されているプログラムの実践
第5章 「認知症とともに生きるまち」の考察 ~その構成要素の析出と推進力の把握について~
終 章 本書が明らかにしたこと
PROFILE
京都市出身。立命館大学大学院社会学研究科博士課程後期課程修了、博士(社会学)。
社会福祉法人兵庫県社会福祉協議会に入職後、権利擁護センター所長、地域福祉部長などを経て、現在、県立広島大学保健福祉学部講師。
主な論文に、「高齢者観の形成要因と変容の展望」(『立命館産業社会論集』第51巻第2号、立命館大学産業社会学会、2015年)、「認知症サポーター養成講座による認知症高齢者の理解への効果と課題について」(『介護福祉研究』第24巻第1号、2017年)、「認知症の人を包摂する地域づくりをめぐる施策と当事者組織の役割」(『立命館産業社会論集』第55巻第1号、立命館大学産業社会学会、2019年)、「認知症サポーター養成講座と住民活動に関する今後の展開に向けて─認知症の人を包摂するコミュニティ形成のために─」(『人間と科学 県立広島大学保健福祉学部誌』第20巻第1号、県立広島大学、2020年)などがある。