クリエイツかもがわ│京都で感覚統合・発達障害、認知症介護や医療的ケアなど福祉分野の出版。グラフィックデザイン・イベント運営をしている出版社です。

社会・福祉

ようすけ君の夢

平和への思いをこめて被爆者と学生たちがつくった絵本

上村吉・真柳タケ子/語り
佛教大学黒岩ゼミ/文
田中愛・越智裕希美/絵

ようすけ君の夢
  • ジャンル 社会・福祉

    判型 B5判・48ページ

    発行 2008年8月

    定価 1,430円(税込)

    ISBN978-4-86342-002-1 C0736

平和への願いをこめて

夏休みのある日、突然ぼくの前にあらわれた“ようすけ君”。
きみは誰? どこから来たの?

“ぼく” は京都に住む小学5年生。暑い暑い夏休み「家でゲームばかりしていないで、外で遊びや」と、お母さんに言われて出かけた公園で“ようすけ君”に出会う。「あつかね〜」と話しかけてくるようすけ君は、夏なのに日に焼けていない。それから毎日遊ぶ2人。ある日、銃をうつゲームをしようとしたら、ようすけ君は急に泣き出した。

被爆体験者からの聞き取りをもとに、ストーリー・イラストを学生たちが制作。
今を生きる“ぼく”と、戦争で亡くなった子どもの象徴“ようすけ君”の平和を願うものがたり。

付録:英訳・仏訳
巻末に「日本国憲法 第二章 戦争の放棄」を日本語、英語、中国語、ハングル、フランス語、ロシア語、スペイン語、タガログ語、ドイツ語で掲載。

PROFILE

語り:上村吉(うえむらきち)
   真柳タケ子(まなやぎたけこ)イラク戦争を機に被爆の語り部として、原爆の話を伝えている。

文:佛教大学黒岩ゼミ(ぶっきょうだいがくくろいわぜみ)社会福祉専門職に必要な知識や技術を学ぶ。そのため、人々の生活や生きてきた社会、時代を含めて対象者を理解すること、そして、被爆者問題を手がかりに社会福祉と平和について考えることを重視。

絵:田中愛(たなかあい)
  越智裕希美(おちゆきみ)