ボランティアの臨床社会学
あいまいさに潜む「未来」
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ジャンル 社会・福祉
判型 A5判・289ページ
発行 2009年5月
定価 本体2,400円+税
ISBN978-4-86342-022-9 C0036
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あいまいさや揺らぎ、ジレンマを、
新たな社会の胎動と捉え直す
ボランティア活動・支援を「する側/される側」「送る側/受け入れる側」という、非対称を特徴とする関係性の課題は何か、ともに解決にむけた共同行動が可能なら、どんなフレームがあるのか?ボランティア相談場面で発生する困難事例を、新たな社会システム形成への「チャレンジド」と意味化した研究。 ボランティア活動に付きまとう、あいまいさや揺らぎ、ジレンマというテーマは、実際の活動や研究ではなんとも扱いづらく、ややもすれば現状清算的になりがちだが、新たな秩序形成に向かう社会の軋みや胎動と捉え直そうとした。
PROFILE
津止正敏
立命館大学産業社会学部教授。1953年鹿児島県生。立命館大学大学院社会学研究科修士課程修了。京都市社会福祉協議会にて20年間勤務(地域福祉部長・ボランティア情報センター長等歴任)の後、2001年4月より現職。専門は地域福祉論。「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」の発足に関わり事務局長を務める。
斎藤真緒
立命館大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。2005年から立命館大学産業社会学部准教授。サセックス大学客員研究員。専門は、家族社会学。
桜井政成
立命館大学大学院政策科学研究科博士課程修了。博士(政策科学)。立命館大学ボランティアセンター助教授(2006年)を経て、2007年より同大学政策科学部准教授。専門は非営利組織論。