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ことばのヤングケアラー
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ジャンル 社会・福祉
判型 A5判・212ページ
発行 2026年6月
定価 2,530円(税込)
ISBN978-4-86342-415-9 C0036
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外国にルーツをもち、通訳を担うこどもの現実からみる教育のあり方
外国にルーツをもち通訳を担う子どもたち―「ことばのヤングケアラー」。彼らがしているのは単なる通訳ではない。病院、学校、役所…家族の運命を左右する場面で、意味を取り違えることの許されない“責任”を背負っている。 その一言が、安心にも絶望にも変わる。 だからこそ、その役割の重さを子ども一人に委ねてはならない。 ここに、一人の少年の人生をとおして、 教育と社会のあり方を共に考える。
CONTENTS
PROLOGUE 私のルーツ「パキスタン」
お父さんと会うのは1年に一度
「遠くにいる存在」へのあこがれ
日本へのあこがれ─空飛ぶ車と未来都市
言葉の壁に沈んだ日々
パソコンとの出会い
ふたたび戻る「言葉が通じる世界」へ
そして、日本へ─「近未来国」ではなかったけれど
「ここが、日本?」─静かな村の風景のなかで
そして、新しい物語がはじまった
Part1 ことばのヤングケアラー
1 小学校時代
日本の学校生活、初日
伝えることが、こわくなった日
見えない世界に取り残されて
漢字の世界、本の世界へ─言葉を自分の力に
自分の「好き」が、未来をつくっていく
言葉の成長とともに、家のなかで「通訳」になっていった
通訳という「誇り」と「怖さ」
ある少女の「訳す瞬間」─その言葉が、一生の記憶になる
二つの「言葉」と、二つの「教室」
2 中学校時代
「4倍の努力」─12年分の言葉を3年で追う
「しゃけ弁当」という名の自己防衛
言葉を手に入れ始めた頃、舞台の上で言葉を失った日
「外国人の自分は、進学できるのか?」
教育現場が「信頼される制度」であるために
3 高校時代
高校生活のスタートと、“言葉の壁” を超えた感覚
「生活言語」と「学習言語」の違い
「違い」は“恥” ではなく、“誇り” になる
学校では「自由」を手に、家では「責任」を背負った
ことばのヤングケアラーとして、私は何を背負ってきたのか
4 大学時代
大学での学びと研究テーマ
研究から見えた3つの柱
教育が社会を変える─ロールモデルの力
制度と意識の両輪を
Part2 “共に暮らす” を実現するために NPO法人ともくら
「NPO法人ともくら」3本柱の取り組み
創造から社会へ─ともくらが育んできた“表現のチカラ”
現場での実践─“持ち物”動画・ガイド/高校進学ガイドブック
社会との関わり方を見直す機会に
Part3 外国にルーツをもつ いまは大人の座談会
Part4 ヤングケアラーという視点でみる「ことばのヤングケアラー」(仲田海人)
調査と制度から考える「ことばのヤングケアラー」
これまで直面した「ことばのヤングケアラー」
思春期とヤングケアラー
「きょうだいヤングケアラー」と「ことばのヤングケアラー」の共通点
ヤングケアラーに支援が必要な健康上の理由
「ことばのヤングケアラー」が支援を受けるためには
PROFILE
アジズ・アフメッド(AZIZ AHMED)
NPO法人ともくら代表理事/合同会社NowNever.代表社員/群馬県多文化共生・共創推進会議 委員
1999年パキスタン生まれ。幼少期をパキスタンで過ごし、9歳で来日。日本語がわからないなかで生活をスタートし、家族の通訳や手続き対応を担う「ことばのヤングケアラー」としての経験をもつ。その経験をもとに、「ことばのヤングケアラー」を提唱し、外国にルーツをもつこどもたちの見えにくい負担を社会課題として発信。ことばのヤングケアラーや多文化共生の課題に取り組み、講演会・研修・教材開発などを展開している。
〉特定非営利活動法人 共に暮らす(NPO法人ともくら)
https://tomokura.org/
執筆 仲田海人(なかた かいと)
作業療法士/栃木県那須塩原市ケアラー協議会立ち上げメンバー/栃木県ケアラー支援推進協議会委員
1993年栃木県生まれ。埼玉県立大学保健医療福祉学部作業療法学科卒業。小学校高学年からきょうだいヤングケアラーとなる。そのことがきっかけで保健医療福祉の道に進む。精神科病院、小児発達外来の作業療法士を経て、現在はフリーランス、一般社団法人Roots4理事を務める。家族支援に関する情報発信と講演活動をしている。
関連書籍
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ヤングでは終わらないヤングケアラー
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子ども・若者ケアラーの声からはじまる
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子ども・若者ケアラーの社会学
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