| 日本のみなさんへ カーラ・L・スワンソン
カーラからの電話 ヴァージニア〔ジンジャー〕・キーナ
私がバスに乗った日――赤信号ブルース
そんなひどいはずないと思ってた
――怪獣「脳損傷」が見えてくる
やっぱり何か変?――診断はされたけど
反撃開始!
目印はフォーク――生活を工夫する
「軽度」のはずなのに
悪夢の検査
「障害者」として生きる
心理療法に助けられたこと
――臨床心理士ジンジャーとともに
お金がない!――支払いまでの188日間
効率の悪い医療制度に怒る
頭痛と疲労
このバスはもう満員
ハーフタイムはもうおしまい
私の学んだこと
バスに乗ったばかりのみなさんへ
――カーラからのアドバイス
ご家族やお友だちが頭にけがをしたら
新しい年を迎えて
エピローグ――背番号一六番を信じて
「チーム・カーラ」――みんなは私のブックエンド
カーラはみんなの先生(シャロン・L・チーニ/医師)
カーラの工夫・勇気・決意に共感して
(エイドリエンヌ・シェパード/看護師)
セラピストの選び方
(ヴァージニア〔ジンジャー〕・キーナ/臨床心理士)
ふさがった道を開く鍵
(ロバート・ネトルマン/職業リハビリカウンセラー)
外傷性脳損傷がらみの訴訟で勝つ方法
(チャールズ・ニック・シムキンズ/弁護士)
訳者おぼえがき ニキ・リンコ
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日本のみなさんへ
一瞥しただけの人には、みなさんと私たちが似ているようには見えないでしょう。互いにつながりがあるなんて、わからないことでしょう。ことばもちがい、文化もちがう。あいだには海もあって、距離だけをみれば、遠くへだてられているように思えるでしょう。でも、外傷性脳損傷を負った者どうし、私たちは、同じ部屋にひっそりとうずくまる仲間でもあります。荒廃と希望とのはざまで、肩を寄せあい、それぞれのけがと向き合う私たち。そんな私たちを結びつけるのも、このけがなのです。
外傷性脳損傷を負った日本の人たちにも、私たちなりに精いっぱいの情報と希望とをお届けできる運びとなり、私自身も、原著を出版してくれたドナ・ジェイコブセンも、とても誇らしく思っています。また、クリエイツかもがわの方々には、心から感謝しています。事故にあいながらも生き延びた人々の声はどこでも同じだということを、そして、外傷性脳損傷を負ったあとの人生にだってすばらしい恵みはあり、その恵みを世界じゅうの人々が大切に味わい、あらゆる言語で寿いでいるのだということを、しっかりと受けとめてくださったからです。
はるかかなたのアメリカ合衆国、ミシガン州はデトロイトより、クリエイツかもがわのみなさんに、そして、これをお読みになっている全員に、感謝をこめて――
(日本語で)「幸運を祈ります」
カーラ・L・スワンソン
◆著者 カーラ・L・スワンソン
1996年1月、赤信号を無視して飛び込んできた車のために、アメリカで毎年200万人ずつ増え続ける脳損傷に悩む人たちの仲間入りをすることになる。
その後、自身の高次脳機能障害者としての日常生活の悩みとリハビリに取り組む経験をユーモアをまじえて執筆した本書を出版、好評を得る。大のスポーツ好き。ミシガン州デトロイト在住。
◆訳者紹介 ニキ・リンコ
翻訳家。
訳書『片づけられない女たち』(サリ・ソルデン著/WAVE出版)『私と娘、家族の中のアスペルガー』(リアン・ホリデー・ウィリー著/明石書店)ほか
著書に『俺ルール!』『自閉っ子、えっちらおっちら世を渡る』(花風社)ほか
◆◆◆関連記事紹介◆◆◆
・教育医事新聞 2008年1月25日
・ふれあいケア 2008年3月号
・大阪保険医雑誌 2008年4月号
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